戦国巫女風雲記

[薩摩にて](1/46)

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旅を続ける玲稟一行。

憬稟から貰った地図を見ながら進み続けた結果。

「…ここは、どの辺りなのでしょう?」

「おい元親、出番だぞ。」

「わかってるよぉ…ちょっと待て。」

木に手を当てて、元親は何か呟いている。

「…どうやら、薩摩に居るらしい。」

「薩摩ですか…。」

「かなり遠くまで来ましたね。」

「…地図は薩摩を指していたわけだが…。」

政宗が辺りを見る。

「素戔嗚尊に関係がある寺社は…一体何処にあるんだろうな?」

「何処か村か何かあれば……。」

現在位置は山中。

迷ってはいないが、特になにも見つけられない。

人にも会えない。

「…焦っても仕方がありません。何処か野宿できる場所を探しましょう。」

「そうですね。」

「…なぁ、ところで風魔は何処へ行ったんだ?」

先ほどから姿を見かけない。

「我なら、此処。」

「へっ?」

上から声が聞こえる。

風魔は木の枝に座っていた。

「風魔殿、如何でしたか?」

「…寺社の場所、解らぬ。だが…。」

降りてくる。

「だが…何だよ。」

「結界が張られた場所、見つけた。我は…入れぬ。」

「結界が?それに…小太郎さんが入れないなんて…。」

「それは怪しいですね…もしかしたら…。」

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